オリジナル CDボイスドラマ企画
《ぜんまい仕掛けのノスタルジア》
《花杯》
1月11日より、キャスト様募集を開始いたしました!
24日(日曜日)日付が変わるまで、となっております。
短期間ですが、どうぞよろしくお願いいたします!
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【ぜんまい仕掛けのノスタルジア】
舞台は大正。
蝉の声に混じって、音が聴こえる。
図書室で勉学に励む学生たち。
じきに夏季休暇がやってくる。
そんな折、叔母から一通の手紙が届いた。
胸を患った叔母は療養所にて静養していたが
運よく快復に向かい、暇をもてあましているから顔を出せという。
町から離れた、森の中に立つ療養所。
東京とは時間の過ぎ行く早さが違うかのように
ゆったりと静かに流れる空気の中、不思議な少女たちと出逢う。
「話をしてみたい、そう、思った――」
きりきり、きりきりと、ぜんまいを巻く。
また、あのオルゴォルの音が聴こえるのだろうか ――
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【花杯】(はなさかずき)
時はおよそ、江戸の中期。
徳川の御世になって早100年、
まさに「安寧」としか言いようのない時代であった。
江戸から少し離れた、とある場所。
「橘」なにがしの道場には、
師の人柄を慕って、多くの若者が集まっていた。
気の置けない道場仲間たち、おおらかな師に囲まれて、
いつもと同じ平穏な日々をすごす面々。
だが、そのぬるま湯のような時代に生まれた今、
何のために剣を振るうのかと思い悩むこともあった。
そんな折、
平穏な日々を揺るがす、信じられない出来事が起こる。
「武士」だからこその、「世の不条理」。
若者たちは足掻き、最後に、何を手にするのか――